圧迫・固定療法
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圧迫・固定療法とは?

患部に力が加わらないようにして安静状態を保ちます

患部に力が加わらないようにして安静状態を保ちます

圧迫・固定療法とは、シリコンジェルシートやコルセットなどを使用し、患部に進展・縮小といった物理的な力が加わらないようにすることで安静な状態を保つ方法です。
現在、広く行われているケロイドの圧迫・固定療法は前院長のオリジナルで、日本だけでなく欧米でも行われるなど、その効果は世界的に認められています。

他の治療や手術後のケアとして併用して行います

ケロイドや肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)は、関節など、普段の動作で皮膚が引っ張られる部位にできやすく、また悪化する傾向にあるため、患部とそのまわりの皮膚を圧迫・固定する方法が有効です。
保存療法として単独で行うほか、他の治療や、手術後のケアとして併用して行います。

圧迫・固定療法で使用するもの

ステロイドテープ

抗炎症剤であるステロイドが付いたテープを患部に貼ることで、傷口を固定し安静に保って症状の改善をはかります。

シリコンジェルシート

シリコンジェルでできたシートを一定期間張ることで傷口を保湿し、固定して安静に保つことで症状の改善をはかります。

圧迫固定具

圧迫固定具

スポンジ、サポーター、包帯、コルセットなどの圧迫固定具により、ケロイドとまわりの皮膚を圧迫・固定して改善をはかります。
二の腕など皮膚に頻繁に力が加わらない部分であれば、圧迫固定具は必要ありませんが、関節などは動かないように固定する方が良いとされています。
適切に患部を圧迫・固定することで、良好な経過が得られやすくなります。

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