ケロイドについて

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ケロイドとは?

傷を負った部分が赤く盛り上がった状態のことです

傷を負った部分が赤く盛り上がった状態のことです

ケロイドとは、やけどなどの外傷により傷を負った皮膚の部分が赤く盛り上がった状態を言います。
皮膚が傷を負った時、通常であれば一時的に炎症が起こるものの時間の経過とともに治まりますが、ケロイドの場合、炎症が持続して皮膚が赤く盛り上がることになります。

様々な原因で起こります

ケロイドは体質によるものが多く、遺伝する場合もあります。
また、にきび、ピアス、BCGの注射跡からも引き起こされる場合があるほか、帝王切開などの手術跡が原因で起こることもあります。

ケロイドの症状は?

痛み・赤み・かゆみなどの症状が現れます

ケロイドの主な症状は、皮膚の痛み、赤み、かゆみなどのです。
皮膚のひきつれ(拘縮)を感じるケースもあります。さらにケロイドが広がると、腕が上がらなくなるなどの機能障害が起こることもあります。

見た目の問題を引き起こすことも

さらにケロイドは外見にも変化をおよぼすため、痛み・赤み・かゆみなどの本来の症状にとどまらず、見た目の問題で患者様を苦しめる場合があります。

ケロイドの検査・診断は?

外見上の皮膚変化をもとに診断

ケロイドは、外見上の皮膚変化をもとに診断されます。
ケロイドに似た症状を引き越す病気として「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」がありますが、ケロイドが外傷部位の範囲を超えて大きくなるのに対して、肥厚性瘢痕は周囲に拡大せず、外傷部位だけに炎症がとどまります。
ケロイドと肥厚性瘢痕では治療方法が異なるため、症状をしっかりと観察して診断することが重要となります。

ケロイドの治療は?

「保存療法」と「手術療法」の2種類があります

ケロイドの治療方法として、大きく「保存療法」と「手術療法」の2種類があります。

保存療法
内服薬

抗ヒスタミン薬や、かゆみを抑える薬などを内服して症状の緩和をはかります。

外用薬

ステロイド軟膏や保湿剤などを患部に塗ることで、症状の緩和をはかります。

ステロイド注射

患部にステロイド注射することで、赤みや盛り上がりなどの症状を改善させます。
当院では独自の方法でステロイド注射を行っており、これに圧迫・固定療法を組み合わせることで高い効果を得ています。

圧迫・固定療法

シリコンジェルシートやコルセットなどを使用し、患部に進展・縮小といった物理的な力が加わらないようにすることで安静な状態を保ちます。
現在、広く行われているケロイドの圧迫・固定療法は前院長のオリジナルで、日本だけでなく欧米でも行われるなど、その効果は世界的に認められています。

手術療法

保存療法だけでは十分な効果が得られない場合や、早期治療が望まれる場合などでは、手術を行う場合があります。
ケロイドの手術には「摘出術」や「縫合法」などの種類があり、当院ではほとんどの方法に対応しています。
また、手術を行う場合でもできる限り傷を残さないように処置するなど、きれいに治すことを心がけています。

当院のケロイド治療

傷は増やさずに、減らすことを考えて治療

傷は増やさずに、減らすことを考えて治療

ケロイドに対して植皮をしたり、皮弁といって別の箇所から皮膚を回してきたりするなど、アグレッシブな治療を行う医院もありますが、全体的に見た時にそれは「新たに傷を増やす治療」ではないかと思っています。
当院では基本的に傷は増やさず、減らすことを第一に考えて治療しています。
なので、ケロイドを治療する時もできるだけ新しい傷は作らず、患部の中だけで何とか処置できないか検討し、処置しきれない時には後の圧迫・固定療法で対応するなど、必要最小限の侵襲で最大限の効果が得られるように努めています。

京都市下京区でケロイド治療は冨士森形成外科医院

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