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- 患者さまへの思い
やけど・ケロイドでお悩みの方へ
やけどやケロイドなどは、本来の症状にとどまらず、見た目の問題などで患者様を苦しめる場合があります。
そうした方に対して治療を行う時に大切に考えているのは、「その方の思いを見極める」ということです。
やけど・ケロイドのことをとても気にされている方もおられれば、少し処置しただけでも気持ちが楽になる方もおられます。
このように傷に対する患者様の思いは様々で、それを適切に見極めたうえで、その方に合った方法をご提案することが大事だと考えています。
こうした見極めはとても難しいように思われますが、こちらが傷を診させていただいた時の印象と、患者様ご本人がお感じになられている思いに、大きなズレが生じるケースは少ないように感じています。
これは、今まで多くの患者様を診させていただいてきた実績・経験のなせる業です。
患者様からのご相談内容、その方の年齢・性別、そして傷の状態などから「では、こういう方法はどうでしょうか?」とご提案すると、納得・同意されて実際の治療に移るというケースが多いように感じています。
「できるだけきれいに治す」がコンセプト
冨士森形成外科医院のコンセプトの1つでもありますが、当院では「できるだけきれいに治す」ことを大切に考えています。
当院の院長は元々細かい作業が得意ということもあり、細部まで手を抜かずに丁寧に処置しております。
そうしたことを可能にしているのは、端的に言って「技術力」だと考えています。
そして、その技術力の元となっているのがこれまでの豊富な実績・経験です。
院長はかつて大阪の北野病院で治療に携わっていましたが、そこで「顕微鏡下微小血管吻合(マイクロサージャリー)」といって細い血管と血管を繋げるといった精密な処置を多く経験しました。
その経験から「少しでも段差をなくすためにはどうすればいいか?」「傷口をきちんと合わせるのはどうすればいいか?」ということを常に考えながら処置を行っています。
「切って縫う」ということは誰がやっても同じではなく、医師の技術力によって大きな差が生じるものなのです。
形成外科における「きれい」とは「傷跡がない状態」
当院では「できるだけきれいに治す」ことを大切に考えていますが、人によってどういった状態を「きれい」と感じるか、受け取り方には色々あると思います。
例えば、美容整形での「きれい」にはつかみどころがなく、治療する側と患者様の「共通のゴール」がなかなか見えてこない場合があります。
ですが、形成外科における「きれい」とは「傷跡がない状態」であり、それが理想だと考えています。
ある意味、最初から目指すべきゴールが見えているという風にも言えます。
なので、手術を行うとどうしても傷を作ることになるため、手術以外の方法で対応できないか検討したり、手術が避けらない場合にはできるだけ傷を残さないように処置したりするなどして、可能な限りきれいに治すことを心がけています。